ここからは金閣の形は見えない。渦巻いている煙と、天に冲している火が見えるだけである。木の間をおびただしい火の粉が飛び、金閣の空は金砂子を撒いたようである。

ポケットをさぐると、小刀と手巾に包んだカルモチンの瓶とが出てきた。それを谷底めがけて投げ捨てた。

別のポケットの煙草が手に触れた。私は煙草を喫んだ。一ト仕事を終えて一服している人がよくそう思うように、生きようと私は思った。

「金閣寺」、読み終えました。
今年中にもう一度読んでみたい、小説です。

そして昨年同様に、ステイホ-ムが続きます(-_-)

『コロナ禍2021年読書強化年間』
第2弾は、これにしました。

本能寺の変


「本能寺の変」 431年目の真実 明智憲三郎
この本は、小説ではありません。

「麒麟がくる」も、そろそろ佳境じゃないですか?

小説は、いくつもありますが、
「本能寺の変」の、真相は何だったんでしょう?

勝者によって作られた、歴史(通説)に
深く切り込み、一つ一つに、
「歴史捜査」を、おこなっています・・・・